意識下にない「刷り込み」
西陽がくっそ眩しい。
昨夜、空には星は出てなかったけど天気は回復したな。
今日は週中とあって、テンションが上がりきらないままで一日が終わりそうだ。
夏の参院選に向かって、色々な事がおこるだろうと考えていたら、以下のことが頭に浮かんできた。
刷り込み(すりこみ、imprinting)もその一つだろうな。
動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種。
刻印づけ、あるいは英語読みそのままインプリンティングとも呼ばれる。
似たようなのに「レッテル貼り」とか、禁止はされているが「サブミナル効果」もある。
サブリミナル効果(サブリミナルこうか)とは、意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表れるとされている効果のこと。
サブリミナルとは「潜在意識の」という意味の言葉である。
「潜在意識への刷り込み」と言い換えたほうがわかりやすいかな。
境界領域下の刺激はサブリミナル刺激(Subliminal stimuli)と呼ばれている。
当初は心理学、知覚心理学だけの領域であったが、現在は広告研究、感情研究、社会心理学、臨床心理学など幅広く様々な関心から研究されている。
感覚器官が捉えた情報を脳はすべて処理はしていない。
どんどん捨てている。
そうしないと処理が間に合うわけがない。ほんの少し違う写真を何枚か見せても違いに気づかないのは、そういうわけだ。
その気づいていない信号処理に介入すると、なにか認識がかわるかも知れないというのがサブミリナルについての理屈だ。
もっと噛み砕いて考えてみよう。
ロゴと刷り込み効果の関係を述べるので、なるほどって思ってくれるとありがたい。
ロゴが与える印象はとても重要で、見た目から受ける印象が企業や団体の価値を大きく左右することもあります。
短時間で印象を与えたあとは、その次の役割として、長期間で持続的にブランドイメージを保ち続ける役割を担っています。
つまり、短時間で覚えてもらえることができ、そのときに受けた印象を長時間持続的に保つことができるという点で、ロゴには刷り込み効果が十分にあると考えられます。
そこで、ロゴのデザインには第一印象の良さ、継続的に良い印象を与えるデザインであることが求められます。
例えば、第一印象で高級・老舗などの印象を与えることができれば、その後は良質・安心などの良いイメージが定着する可能性もあります。
さらに、Webと同様に作って終わり、ではなく活用し続けることが重要です。
ロゴを作っていただいた後も、例えば名刺、封筒、ポスター、パンフレットなどにロゴを入れるなど効率よくロゴを露出させることで、その効果が発揮されます。
ですが、むやみやたらに表示すればいいというわけではありません。
戦略的に活用して初めて刷り込み効果を得ることができるといえます。
マーケティングの目線で考えても、刷り込みのためのツールとしてのロゴには大きな役割があるのです。
たとえば、スターバックスのロゴを見るとそのロゴだけでおいしいコーヒーだと思ってしまったりね。
もうひとつ、箱にラベルのないハンバーガーと、マクドナルドのラベルの入ったハンバーガーがあったとします。
どちらがおいしいかという質問に対して、ほとんどの子どもがマクドナルドのハンバーガーを選んだそうです。
この実験が示しているのは子どもたちは自制心が発達するよりも前に、ファストフードチェーンや有名食品ブランドのロゴを認識しているということ。
そして、それが欲求が満たされたときに快を感じさせる脳の「報酬系」と結びついているということだそうです
これを思い出しながら、色んなロゴを見るのも楽しいかも。
選挙の活動を考えていたら、話が少しずれたけど、刷り込みがあると言う事実だけは知ってこきましょうか。
意識下にない刷り込みに踊らされないようにね。
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