たぶん、一回くらいは考えた事があるんじゃない?

こんばんは。

海老蔵さんの奥さんの真央さんが進行性の乳がんのニュースで多くの人が「乳がん」で検索したんじゃないだろうか。

こと病気に関しては、お金持ちだろうが貧乏だろうが権力者だろうが、関係ないよね。

お金があれば高度な手術を受けられると言う利点もあるんだけど、それも病気の種類によるもんな。

今夜は、病気じゃなくて、もっと最初に疑問をもった事があるだろうって話です。

子供が考えるような話だけど、説明してと言われて、答えがすぐに出せる人は凄いですよ。

人間は、どうしていきているのか?

こういうふうに書くと、生きる目的とかの話になるんだけど、そうじゃなくてもっと稚拙な質問です。

みなさんも周知のように、体のほとんどの器官は、脳や脊髄からの命令なくしては動くことができません。

ですが、心臓は特殊で脳や脊髄からの命令がなくても動くことが出来るんです・・・どうして?って疑問持ったことないですか?

この命令がなくても動くことができる能力を自動能と呼ぶそうです。

この自動能を可能にしているのは、特殊心筋と呼ばれる筋肉です。

特殊心筋は、洞房結節・房室結節・ヒス束・左右脚・プルキンエ線維で構成されています。

特に重要な役割を果たしているのは洞房結節で、ここで生じた一定のリズム刺激が特殊心筋を伝わって、心臓全体に広がるそうです。

速さをコントロールするために、脳からの命令を伝える交感神経や副交感神経も分布しているのですが、これらがなくても心臓が動き続けるというのが不思議に思えたんですよね。

心臓は体全体へ酸素や栄養を血液にのせて送り出す大事な器官ですので、勝手に動けるように進化したのかも・・・ですかね。

脳の指令がないのに24時間手間なく動く動く心臓の動力源はどこなんだろうって考えました。

どうやら、先に書いた「洞房結節」というところが電気信号を発令しているようなのです。

勿論、この発令所は、脳による制御を受けません。

この発令所から出た電気命令は、心臓の中の神経を走り、心筋細胞に届られます。

電気命令を受け取った心筋細胞は、周りにあるカリウムイオン(+の電気)やナトリウムイオン(+の電気)を取り込み、電気磁石のように(+と-がくっついたり、+と+が反発したり)伸び縮みします。

-イオンには、塩素イオンなどがあります。

これらイオンの取り込みには、糖分などのエネルギーが必要です。

心臓は、

①心臓自身の電気命令

②+イオンと-イオンによる電気的な運動

③糖分などのエネルギー

で動いています。

わかり易く言えばこんな感じになるそうです。

脳の損傷具合でも心臓が動く期間には相当な違いがでてくるので、簡単に書いておきます。

大脳死はいわゆる植物状態です。脳死とは違います。

延髄は生きていて自発呼吸などは保たれます。

心臓も年単位で動き続けます。

脳死は大脳から脳幹までの全脳延髄機能の停止です。

自発呼吸も脳波も脳幹反射(対光反射など)もありません。

心臓は脳死(延髄死)でも半日くらい動きますが、その後止まります。

[補足]

脳と言うと、一般的には大脳のことですが厳密には、大脳、間脳、中脳、小脳、延髄の総称です。

脳死とは、大脳が停止している状態で脳の他の部分は働いています。

自分の意思で動かす部分(手や足)は大脳が支配していますが、無意識に動いている部分は、脳の他の部分が支配しています。

心臓の拍動は「延髄」が支配していますので、大脳が停止していても心臓は動き続けることができます。

逆に「延髄」の働きだけが停止した場合、大脳が働いていても、心臓は止まってしまいます。

最後に、脳自体に心臓を停止させるような命令を出す機能はありません。

自分の体なのに、自分の意思が反映されない心臓、突然「休憩」なんて言わずに動いてね~ですね。。




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